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クリエ・スクールブログ

2022.09.20ブログ

お子さま用の風邪薬シロップとかき氷シロップの色


~色と味と匂いの謎~

 

皆さん、こんにちは。

カラー講師の吉川です。

 

先日、クリエのメンバーである大見さんと、最近気になった色についてお話ししていました。

大見さんには小さな娘さんがおり、先日風邪を引いてしまった際に処方されたシロップが、蛍光ピンクのような鮮やかな色で「面白いな」と感じたそうです。その時のお薬の写真がコチラ。

 

確かに蛍光ピンクで目を惹きます。見るからに甘そう。そしてこのドぎつさが効きそうな気さえするのは私だけでしょうか。

我が家の息子が幼い時にも処方されたような記憶があり、他にも蛍光の黄色や、乳白色っぽいオレンジのものもあったような気がします。

気になって調べてみましたが、薬の正体がはっきりせず、色づけについても明確な理由が見つけられませんでした。

私の憶測にすぎませんが、苦いお薬が苦手なお子様にも「甘そう」「好きな色だから」といったことで服用のハードルを下げるためかなと思います。

少し話が逸れますが、「かき氷のシロップはみんな同じ味」と聞いたことがあります。

 

匂いと色を変えているだけで、抹茶以外のシロップはみな同じ味なのだそうです。信じられますか?

人間の感覚は、いかに視覚に頼っているかが垣間見えるお話しですよね。

先ほどのお薬の着色も色自体に薬学的な意味はなさそうですし、見た目の印象操作で抵抗感の調整ができるのだとしたら、色の力ってすごいですよね。

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